初めまして、ゆーじです。
このサイトでは大人になってからピアノを始めた私の体験談を中心に、「これからピアノを始めたい!」という完全初心者に向けた情報をまとめています。
上手い下手の受け取り方はお任せしますが、演奏レベルはピアノを始めて1年半でこの程度までにはなりました。
私は子供の頃にピアノはもちろん、楽器経験すらありませんでした。学校の音楽の授業でピアニカとかリコーダーに触れたことがあるくらい。。。
それでも大人になってから独学で始めて、今では趣味の一つとしてピアノを楽しんでいるし、そこから派生して作曲もするようになりました。
【ゆーじの大人ピアノ奮闘記】では、大人になってからピアノを始めた人間にしか分からない感覚と感情を私なりの言葉で書いていきます。
「楽器経験はないけれど、これからピアノを始めたい!」というあなたの気持ちに少しでもお役に立てれば幸いです。
大人になってから「ピアノが弾けるようになりたい!」と思った同志の目標が叶うことを願っております。
↓私が独学で使ったピアノ教材はコチラ↓
大人からピアノを始めても弾けるようになるの?⇒必ず弾けるようになります!
大人になってからピアノを始める人が一番気になること。
それは「今からピアノを始めても弾けるようになるの?」「ピアノが弾けるようになるまでどのくらい(何年くらい)かかるの?」というところ。
結論としては『ピアノは必ず弾ける』ようになります。
理由は私が実際に弾けるようになったから。
冒頭でも書いたように子供の頃にピアノはおろか楽器経験もゼロ。それでも、大人になってからピアノを始めて弾けるようになったので、実体験から『必ず弾ける』と断言できます。
もちろん練習は必要ですが、「大人になってからピアノを始めても弾けるのかな…」という心配はいりません。始めるのに年齢は関係ないです。
ただし、私の感覚としては以下の2つの条件が付きます。
・プロレベルの演奏力を身に着けるのは厳しい
・弾けるようになるまで時間はかかる
私の場合ですが、今からどれだけ練習してもプロのピアニストになることは感覚的に無理です。
大人からピアノを始めてからプロになることがあり得ないとは思わないけれど、相当な覚悟と犠牲は必要になるでしょう。
また、今でも中級レベルの楽譜が弾けるようになるまではかなりの練習時間が必要。難しくて音を省いたりもして演奏する場合も未だにあります。
ピアノが弾けるという言葉の受け取り方は人それぞれですが、それでも、趣味レベルの演奏力と入門~初級(中級)レベルの楽譜を弾くまでなら成長できました。
だから、ちゃんと練習すれば大人になってからでも必ずピアノは弾けるようにはなります。
さて、大人になってからピアノが弾けるようになるかが気になるのは、弾けるようになる人がいる一方で挫折した人もたくさんいるからでしょう。
そこで考えたいのが「大人になってからピアノが“弾けるようになった人”と”弾けるようにならなかった人”の差ってなんだろう?」ということ。
ピアノが弾けるようになった私と弾けるようにならなかった人、その差がどこにあったのかを単純に比べることはできません。
ただ、私がピアノを弾けるようになったのには明確な理由があります。
私がピアノを弾けるようになった理由。それは…
弾けるようになるまで辞めなかったからです。
『弾けるようになるまで諦めなかった』『出来るようになるまで続けた』から私はピアノが弾けるようになりました。
ありきたりな言葉・表現かもしれないけれど、これ以上の理由はありません。
「本気でピアノが弾けるようになりたい!」
その気持ちを現実のものにしたいと思って行動を起こしたから、ピアノが弾ける未来を手に入れることが出来たと思っています。
「どれだけ本気になれるか?」でピアノが弾ける・弾けないが決まる
もし子供の頃にピアノを習っていたら、遅かれ早かれある程度の演奏は出来るようになるでしょう。
でも、大人になったら子供のような『感覚の鋭さ』や『吸収力の高さ』は期待できません。なんとなく続けてたら弾けるようになるということは稀でしょう。
大人になってからピアノが弾けるようになりたいのなら、自分が弾きたい演奏レベルに相当する『本気(度)』で取り組む必要があります。
『本気で取り組む』を言い換えるならば『目標を明確にする』ということ。
実際、私が目標を明確にしたことで行動が変わりました。
私はケツメイシというアーティストが好きなのですが、「ケツメイシの曲をピアノで弾けるようになりたい!」という目標を掲げたことで、ピアノを一生懸命練習して自分が納得するレベルで弾くことが出来るようになりました。
目標の高さは人それぞれ違うもの。
感動させる演奏がしたい人とボケ防止のために始めたい人では確かに目標のレベルは違うけれど、その価値はさほど変わらないと私は思っています。
大事なのは本人がどうなりたいと思っているか?
私はどんなに演奏が下手でも子供の頃の自分の気持ちに応えてやりたいと思ったから、弾けるようになるまで辞めなかったし、この価値は他の誰かに測れるものだと思っていません。
目標は人を変えるし、目標が出来ると行動が変わっていく。
『なぜピアノが弾けるようになりたいか?』が明確になると、練習して、習慣化して、上達して、弾けるようになって、最終的にピアノが楽しくなります。
大人になってからピアノを始めて弾けるようになるためには『練習量』が全て。
『どれだけ本気になれるのか?』で結果は変わるし、ある程度弾ける感覚が身につくと、練習が『辛い』から『楽しい』に代わっていきます。
「この曲が弾きたい!」みたいなことを決めておくと、ピアノが弾けるようになる確率もグッと高くなるでしょう。
さて、大人になってからでもピアノが弾けるようにはなりますが、その手段は人それぞれです。
ピアノ教室に通う人もいれば、YouTube動画を参考にしながら練習する人もいるでしょう。
どんな方法でも弾けるようにはなると思いますが、大事なのは自分にあった練習方法を見つけること。
ということで、次で『ピアノレッスンの種類と選び方』を確認していきましょう。
ピアノレッスンの種類&選び方|『ピアノ教室 or 独学』のメリット・デメリット
ピアノレッスンの種類としては『ピアノ教室に通う』か『独学で練習する』かの2つに分けられます。
どちらにもメリット・デメリットがあるし、どちらを選んでも弾けるようになる人はなるし、ならない人はなりません。
それを理解した上で、まずは『ピアノ教室』と『独学』のメリットデメリットを見ていきましょう。
ピアノ教室のメリット
ピアノ教室に通う主なメリットとしては以下の点が挙げられます。
・モチベーションの維持になる
・音楽仲間と繋がれる
専門家の指導を直接受けられる
ピアノの先生はいわばプロです。
経験豊富で正しい姿勢や指使い、効率的な練習方法をよく知っています。
プロから直接指導を受ければ上達スピードがUPするのはイメージ出来るでしょう。
初期段階で悪い癖をつけずにスムーズに上達していくし、基礎をしっかり身に着けることで、のちに独学でピアノ練習をする上でも自分が習ったことを活かせます。
長くピアノを続けたいと考えているなら、専門家の指導を直接受けられるのは大きなアドバンテージになるでしょう。
モチベーションの維持になる
ピアノ講師にもいろんなタイプがいて、子供向けの指導が得意な人もいれば、大人になってからピアノを始める人を教える方が得意な人もいます。
『何が原因でうまく弾けないのか?』のパターンをいろいろ知っているので、ピアノを始めた時に起こりがちな「出来ないからやーめた!」という気持ちを防いでくれます。
ピアノに限らずですが、レベルが上がっていくにつれて必ず壁にぶつかる。
「どうやって指を動かせばいいの?」「ここのリズムはどうなってるの?」「もっとうまく表現するためには何が必要なの?」などなど。
その時に、答えを知ってるピアノの先生に質問が出来るのはかなりモチベーション維持になります。
音楽仲間と繋がれる
ピアノ教室の中にはグループレッスンもあります。
グループレッスンは自分と同じくらいのレベルの人たちがピアノを習いに来てるので、仲間意識が芽生えたり、交流が出来たり、ピアノをきっかけに人間関係を広げることも出来ます。
自分以外にも似たような状況の人がいると「あの人には負けないぞ!」のような気持ちにもなる。
ライバルの存在がいると自然と「頑張ろう!」という気持ちになるので、グループレッスンでなくても、ピアノ教室に通って、自分の他にもピアノを頑張ってる人がいることを目の当たりにするのはいい刺激になりますね。
ピアノ教室に通うデメリット
一方、ピアノ教室に通う主なデメリットとしては以下の点が挙げられます。
・スケジュールや時間が拘束される
・教室や先生のスタイルに依存する
費用がかかる
ピアノ教室のレッスン費用は、かなり高額という印象は受けます。
例えば、大手のピアノスクールの『ヤマハ音楽教室』では、月3回・1回30分の個人レッスンで11,550円。
もっと言えば、テキスト代などの教材費もあるし、教室に通うまでの交通費などもかかります。
参考サイト:大人のピアノのレッスン・教室-ヤマハ音楽教室
『ヤマハ音楽教室』のハイクオリティの指導を受けられるとして、月に1時間30分の練習で1万円以上毎月かかると考えるとどうでしょう。
受け取り方は人それぞれですが、ピアノ教室に通い続けるのはかなりのお金がかかることは理解しておくべきですね。
スケジュールや時間が拘束される
レッスンの日時は決められているので、ピアノ教室に通うなら仕事や他の予定と調整が必要になります。
スケジュールの調整が出来るのなら問題ないですが、予定というのは急に変わったりするもの。
急な予定変更で1度でもレッスンを受けられなかった場合、その埋め合わせをする労力もかかるし、ガクッとモチベーションも下がるし、意外とリスクは大きいです。
ピアノ教室に通うにはお金も必要だけど、同じくらい柔軟性みたいなものも必要になりますね。
教室や先生のスタイルに依存する
教室や先生のスタイルが合わないと続けられません。
自分にあったスタイルに出会えないと、どんなに優れたピアノ教室でも最悪の環境に変わりかねません。
こればっかりは人間だから仕方ないし、口コミは参考にはなるかもだけど、実際に通ってみないと分からない部分はあります。
ピアノ教室に通うメリット・デメリットを確認したので、続いて独学のメリット・デメリットを見ていきましょう。
独学のメリット
独学でピアノを始める主なメリットとしては以下の点が挙げられます。
・自由なスケジュール管理が出来る
・自分のペースで続けられる
ピアノ教室のデメリットを補うのが独学のメリットですね。
低コストで続けられる
教材を使うにしてもオンラインを利用するにしても、ピアノ教室と比べてグッと費用を抑えることが出来ます。
教材でレッスンするなら初期費用だけしかかからないし、オンラインもピアノ教室に通うのと比較するとかなり費用を抑えられますね。
経済面を考えるなら独学は優れてると言えるでしょう。
自由なスケジュール管理が出来る
自分の好きな時間、好きなペースで練習できるのも独学のメリット。
特に忙しい生活を送っていて、なかなか決まった予定を確保できない人にとっては重要なポイントになります。
自由なスケジュール管理が出来ると、仕事に行く前の朝活の時間を利用して練習出来たり、夜遅い時間に練習を始められたり、好きなタイミングで練習できるのはモチベーションを下げません。
自分のペースで楽しめる
自分で教材を選んだり、好きな曲を練習出来たり、自分のペースで進めたい人にとっては独学は魅力的です。
特に自分で試行錯誤しながら進めていくことで、弾けたときの達成感が大きいですね。
確かに、チームで取り組む課題で感じられる喜びは誰かと分かち合った方が大きいけれど、ピアノを弾くのは誰かじゃなくて自分が弾くもの。
喜びも苦しも自分で受け止めた時の充実感は独学じゃないと味わえない感覚なので、独学でピアノを進めることはピアノ教室に通って弾けるようになったソレとは違うでしょう。
独学でピアノを習うデメリット
一方、独学でピアノを始める主なデメリットとしては以下の点が挙げられます。
・上達まで時間がかかる
・アドバイスや指摘がもらえない
間違いや変なクセがついてしまうリスク
ピアノには正しいフォームや指使いがあります。
けれども、独学でピアノを始めた場合、間違ったフォームや指使いに気づかずに繰り返し練習してしまう可能性があります。
間違えたまま練習を続けてしまうと、上達が遅れたり、変なクセがついてしまうリスクが生まれてしまうことも。
また、間違った練習を続けることで手首や指を痛めたり、ケガにつながることもあるので注意は必要ですね。
上達まで時間がかかる
ピアノ初心者の時期は教材を読んでも意味が理解できないことも多いです。
「この音符は何の音?」「この記号の意味は何?」など、いちいち分からないことを調べないといけません。
ピアノの基礎は何も実演だけではありません。音楽記号や用語などを覚えることも上達には必要なこと。
自分で音楽を勉強する時間も必要になるので、上達まではピアノ教室で習うことよりも時間がかかりますね。
アドバイスや指摘がもらえない
独学の最大のデメリットは『アドバイスしてもらえない』こと。
ピアノを練習していくと絶対に上手く弾けない箇所が出てきます。
そんな時、先生がいれば「もっとこうした方がいい」など指摘してもらえるけれど、独学の場合は、自分で何とかしないといけません。
そこでいい解決策が見つからないと、モチベーションは一気に下がるし、弾けないからやめてしまうこともあります。
誰かアドバイスしてくれる人がいることは大事なので、独学でピアノを始める場合はこの点は覚悟が必要ですね。
ピアノ教室と独学のメリット・デメリットを確認してきましたが、簡単に言えばピアノ教室は『コストはかかるけれど、効率が良い』、独学は『時間はかかるけれど、自分のペースで続けられる』と言ったところ。
「体系的にしっかりと学びたい」「早く上達したい」「モチベーションを保ちたい」と感じるなら、ピアノ教室がおすすめ。
一方で、「自分のペースで気楽に始めたい」「コストを抑えたい」「まずは楽しく挑戦してみたい」なら、独学が良いでしょう。
どちらにも良い面と悪い面はあるので、どちらが優れているかではありません。
大事なのは「どっちが自分に合っているか」です。
自分の性格やライフスタイルに合う方を選べば、初心者でもピアノが弾けるようになる目的を達成できるので、好みで選びましょう。
ちなみに、私はピアノ教材を買って独学で練習しました。その理由を次で書いていきますね。
ピアノ教材での独学を選んだ理由は結局は自分次第だと思ったから
ピアノに限らず、勉強でもスポーツでも、どんなに優れた指導者がいたとしても本人にやる気がなければ良い結果は得られません。
仮にピアノ教室に通うことを選んだとしても、結局大事なのは『どれだけ個人練習をしたか?』だと思います。
特に大人の場合は子供のようにすぐには上達しませんからね。
ならば、ピアノ教室に行って帰るまでの移動時間のムダを減らして、その分を練習時間に費やす。そう考えた方が合理的だと考えました。
ただ、独学で始める場合、先ほど挙げたようなデメリットも存在します。
そこで『独学でピアノを始めたとしてもなるべくデメリットを感じないような教材を選ぶ必要があるな』と思い、いろんなピアノ教材を吟味。
いろんな教材がある中で選んだピアノ教材について次で紹介していくので参考にしてください。
ピアノ教材の選び方|大事なのは難易度の段階が明確なこと
初心者がピアノ教材を選ぶときの主なポイントは以下の5つ。
ゼロからピアノを始める場合『難易度の段階が明確である』こと、言い換えれば『基礎から少しずつステップアップ出来る』ことが理想的です。
難易度が高いと挫折してしまうし、難易度が低いのもやる気がなくなってしまう。
入門レベルから初級、出来れば中級レベルまでステップアップしていける教材を選びたいところです。
また、『実際に音が聞けたり練習動画が観られる』ことも重要。
このサイトでは私が実際に使った教材について紹介しますが、「このピアノ教材にしよう!」という決め手になったのは音が聞けて映像で確認できるからでした。
この後すぐに詳しく説明していきますが、先に『教材選びのポイント』を簡単に確認しておきましょう。
『好きな曲が含まれている』と弾きたいモチベーションが上がります。
最低限「この曲知ってるなー」「なんか聴いたことあるかも」という曲で練習した方が、抵抗なく練習が進められますね。
また、『視覚的に分かりやすいレイアウトの教材である』ことも初心者には大事。
意味が分かると譜面だけの情報で楽譜が伝えたいことが読み取れるけれど、習い始めはしっかり基本を説明している教材を選ぶべきです。
そして『サポート体制がある』と気持ち的に安心するので、ないよりはあった方がいいですね。
これから独学でピアノを始める上で、何か教材を使いたいと考えている場合は、上記の5つのポイントを意識してみてください。
いろいろ教材を探す中で見つけた5つのポイントを踏まえた上で選んだのが30日でマスターするピアノ教本&DVD』という教材です。
『30日でマスターするピアノ教材』を選んで一番良かったのは映像で振り返るところ
教材を選ぶ時に重視したのが『映像で繰り返し確認できること』です。
まずは本屋さんに行ってピアノ教材の本を立ち読みしたのですが「本を読むだけじゃ音もリズムも分からない…」と。
「じゃあ動画の方がいいか」と思ってYouTubeを観たのですが、基礎的な部分を紹介してくれる動画がなかったり、途中でシリーズが終了しちゃったり、教本ほど丁寧ではありませんでした。
テキストだけだと初心者にはハードルが高い、でもYouTubeだと丁寧に説明してはくれない。
その結果辿り着いたのが『映像付きのピアノ教材』だったのですね。
ただ、映像付きのピアノ教材を探してみると意外と数が少なくて、ちゃんとしてそうなのは3~4つくらいしかありません。
その中で『30日でマスターするピアノ教材』を選んだのですが、理由はシンプルにキャンペーンで安くなってたからです。
特にこだわりはなく直感でコレを選んだのですが、それが大正解でした。
教材が凄く充実していて、基礎的な部分をしっかり押さえているし、実際に現役ピアノ講師が教材と動画を通じて解説してくれてることで、とても分かりやすかったです。
実際映像を観ることで、音だけでなく指の動きもチェック出来たので、ピアノ教材を選ぶときは『映像がある』ことはマストだと感じました。
他のピアノ教材を体験していないので何とも言えない部分はありますが、少なくとも私は『30日でマスターするピアノ教材』を使ってピアノが弾けるようにはなりました。
他にも優れているピアノ教材はあると思いますが、事実としてこの教材で弾けるようになったので、おすすめは出来ますね。
“無料ほど高いものはない”ことは理解しておくべき
「YouTubeでピアノの弾き方を教えてくれるチャンネルがあるなら、別にそれで良いかな?」と思う人は多いと思います。
確かに、YouTubeにはピアノ初心者のための動画も多いし、クオリティが高いものもあります。
けれども、個人的にはおすすめ出来ません。一番の理由は『自分に必要な情報を選べない』から。
私も「YouTubeの動画で勉強すればいいかな?」と思っていろいろ観てたのですが、困ったのは今の自分に必要な情報をいろんな動画から探さないといけないこと。
「この動画良さそう!…なんだよこの動画!」
「これはどうだ?…探してるのはこういうのじゃない…」
そんなことをして時間だけが過ぎ、結局ピアノに触わってもないのに弾いたつもりになってしまうなんてことが起きてしまうのですね。
ピアノ未経験の状態で溢れる情報の中から自分に必要なものだけを選び抜けますか?
選び抜ける自信があるなら問題ありません。そのセンスがあるならきっとすぐにピアノが弾けるようになります。
でも、その自信がないのなら専門のピアノ教材を活用するべきです。
自分に必要なタダの情報を探し回って見つからなかったり、次に繋がらなかったりしたら結局それは時間のムダ。
情報は無料で手に入るかもしれないけれど、その代わり時間を失います。
だとしたら、最初だけでもきちんと手順を踏んで基本的な部分を身に着ける方が賢くないですか?
『0⇒1』にするのは大変だけど、『1⇒10』にするのはそこまで大変ではありません。
YouTubeで得られる無料の情報を活用するのは『自分に必要な情報を手に入れてからの方が効果的』です。
私はYouTubeの動画を参考にして練習することも今はあります。
これが出来るのは今の自分に何が必要なのか取捨選択出来るから。
時間がかかっても無料の情報で進めるのか、お金はかかっても自分に必要な情報で進めるのか。
どちらも正しい選択肢と言えますが、どちらを選ぶかは自分次第ですね。
ここからはまだピアノがない人のためにどんなピアノを選べばいいかを書いていきます。
ピアノ初心者のピアノの選び方!まずは種類をチェック
ピアノの種類は大きく3つに分けられます。
アコースティックピアノ、電子ピアノ、キーボードの3つなのですが、それぞれの特徴をまずは確認しましょう。
種類 | 特徴 |
アコースティックピアノ | – 深い音色と演奏体験が特徴。 – 電子機器を使わない純粋な「アコースティック」な音。 – グランドピアノとアップライトピアノに分類される。 – 調律やメンテナンスが必要で、設置場所も考慮が必要。 – 高価だが、価値が下がりにくく、長期的な投資としても考えられる。 |
電子ピアノ | – アコースティックピアノに近い演奏体験を提供。 – ハンマーアクションを搭載したモデルもあり、自然なタッチを再現。 – 88鍵盤を搭載し、演奏できる曲の幅が広い。 – 音が電子的に再現されているため、調律不要。 – 重量があり、移動が難しいが、アコースティックピアノより軽量で比較的安価。 – USB MIDI接続により、PCやアプリと連携が可能。 |
電子キーボード | – 最も安価でミニマルな選択肢。 – 鍵盤とスタンドが分かれており、持ち運びが可能。 – 鍵盤数がモデルにより異なるため、ピアノ練習向きのものとそうでないものがある。 – 音が合成・サンプリングされており、ボリューム調整やヘッドフォン接続が可能で、夜間練習に便利。 – 調律が不要で、他の楽器音も演奏可能。 – 多くのモデルは、USB MIDI接続でPCやタブレットと連携しやすい。 |
予算と騒音対策に問題がないのならアコースティックピアノがいいですが、これからピアノを始める人であるなら電子ピアノかキーボードのどちらかが無難ですね。
電子ピアノはそれなりにサイズと重さがあるので、手軽さと言う意味ではデメリットはあります。
その点、キーボードは手軽だし価格も3種類の中ではリーズナブル。私もずっとキーボードを愛用しています。
こだわりがないなら電子キーボードがおすすめですね。
ただ、電子キーボードを選ぶ場合、どんなものでも良いとは限りません。
購入前に必ずチェックして欲しい2つの項目があるので覚えておきましょう。
キーボードの選び方!鍵盤数とタッチレスポンスは要チェック!
キーボードを選ぶときには必ず『鍵盤数』と『タッチレスポンスの有無』を確認してください。
まず鍵盤数ですが、これからピアノを始める人なら「88鍵」「76鍵」「61鍵」の3つから選ぶのが前提になるでしょう。
予算やサイズに問題がないのなら「88鍵」を選んでください。
7オクターブ+3鍵で、アコースティックピアノや電子ピアノと同じ鍵盤数となっているため、実際のピアノに近い感覚で練習が出来ます。
もし、予算が決まっていたり、置く場所に制限があるのなら、76鍵(6オクターブ+3鍵)」でもOK。
上級レベルの楽譜になると鍵盤数が足りなくなって演奏できなくなりますが、有名なクラシック曲やポップス曲を弾きたいのであれば、鍵盤数が足りないことはほぼありません。
私はCASIOのCTK-6250という76鍵のキーボードを愛用しているのですが、今のところ特に困ったことはないです。
もし、予算と置く場所がさらに制限されているのなら「61鍵(5オクターブ)」のキーボードも選択肢としてはあります。
また、キーボードの場合『タッチレスポンス』も大事になります。
『タッチレスポンス』は簡単に言えば『鍵盤をタッチした時の機能』のこと、
タッチレスポンスがあるとアコースティックピアノに近い鍵盤に重みが生まれて、実際のピアノに近い感覚や強弱をつけた演奏表現が出来ます。
個人的にはタッチレスポンス機能はマストであった方が良いと感じました。
一度買ってしまえば5年、10年、15年と愛用できるから、多少予算を超えても納得する一品を選ぶことをおすすめします。
お気に入りのキーボードを買うと練習も頑張るし、モチベーションアップにもつながりますよ。
ピアノ練習法は基礎練習+実戦練習の組み合わせが基本
ピアノの練習法に関しては、私よりもピアノ講師の参考書や演奏が上手な方の動画などを参考にしてください。
「今の自分に何が足りないか?」を分析して、自分のニーズにあった参考書や動画を選びましょう。
ポイントとしては『あれこれ欲張らないこと』かなと。
基本的には『基礎練習⇒実戦練習』の繰り返しになるし、大人から始めるピアノだと練習時間もたくさんは取れないと思うので、興味を持った参考書や動画を徹底的にやりこむのが良いでしょう。
ちなみに、私は【無理のない指のトレーニングのために大人からはじめるハノンピアノ教本】を基礎練習として愛用し続けています。
この教本で少し指の練習をしてから、自分が弾きたいの楽譜の実戦練習をすることが多いですね。
練習時間が取れなくても必ず毎日ピアノに触れることが大事!
私はYouTubeに自分が練習した記録動画を載せているのですが、たまにコメントで「どのくらいの時間練習しましたか?」と聞かれます。
楽譜のレベルによってどのくらいの練習時間を要したかは違っていて、数日で弾けることもあれば、最長2~3ヶ月かけて弾けるようになった曲もあります。
練習時間も長い時は午前と午後で1日2~3時間×2くらいの練習をしたこともありましたね。
なので、明確な答えは難しいのですが、一つだけ言えることは毎日練習していました。
どんなに忙しくても5分は時間を作ってピアノの練習をしたし、どんなに「めんどくさいなー」と感じていても、椅子に座って「ドレミファソラシド~」と1回は必ずピアノに触るようにしてました。
何度も言いますが、大人になってからピアノが弾けるようになるかどうかは『自分がどれだけ本気か?』で決まります。
たったの5分ピアノのために時間を取れない人間がピアノを弾けるようになるとは思えません。
ピアノが弾ける人を見ると「なんか自分にもできそうな気がする!」なんて思うけれど、現実は全くそんなことない。
まず右手、次に左手、そしたら両手でと一歩一歩先へ進んでいく。
何度も同じ箇所を繰り返し練習して、何十分、何時間、何日…もかけてようやく弾けるようになります。
特に私は感覚的ではなく論理的なタイプで、自分にセンスがないことはわかってました。
それでも「弾けるようになりたい!」と思っていたので、絶対に毎日5分だけでも練習したし、どうしても気分が乗らなくてもピアノに触れるようにしました。
『行動を起こした人間にか結果はついてこない』ですから、練習時間は1日何時間でもやったほうがいいし、どれだけ短くてもいいからピアノに触れる時間を毎日必ず作るようにしましょう。
どうしたら『自分のモチベーションが上がるか?』を知っておくと頑張れますよ。
ピアノが弾けたら何がしたい?モチベーションアップの方法を見つけよう
人間なので、どうしても浮き沈みはあります。そんな時に上手く活用したいのがモチベーション。
モチベーション高く練習できれば上達も早くなるし、何よりピアノが楽しくなります。
なので、常に『ピアノが弾けるようになったら何がしたい?』みたいなことを考えておくと良いでしょう。
例えば、私はある程度ピアノが弾けるようになって満足した時に「作曲でもしてみたいなー」とぼんやり思うようになりました。
「とりあえず1曲作ってみたい!」と思って、DTMというパソコンで出来る作曲ソフトを買って、曲作りをしたらそれがすごく楽しくて。
そんな話を周りの人たちにしたら「今度企画でYouTubeを始めることになったんだけど、そのBGM作ってよ!」となり、実際に私が作った曲がとあるYouTubeチャンネルのオープニングBGMとして使われています。笑
クオリティはあんまりですが、そのYouTubeが始まるたびに自分が作った曲が流れてきて、嬉しさと恥ずかしさを感じております。
こんな感じで「発表会で演奏してみたい!」や「孫にピアノを始めてもらうきかっけを作ってあげたい!」など、『ピアノが弾けるようになったらどうしたいか?』を思い描くとモチベーション高く、練習を続けられますよ。
もう1つ、全員におすすめするやり方ではないですが、ものすごく効果的なモチベーションアップの方法もあるので、ご紹介させていただきます。
恥をかくことが最大の成長の種
大人になってからピアノが弾けるようになるために一番効果的なモチベーションアップ方法は『演奏動画を人に観てもらうこと』です。
私は『30日でマスターするピアノ教材』を使って練習しましたが、その演奏を動画に残して、YouTubeとインスタ、X(当時はTwitter)にUPして記録してました。
とてもじゃないけれど人に聴かせられるレベルではないし、すごく恥ずかしかったのですが、恥をかくことで「このままじゃ終われない…次はもっと良い演奏してやるぞ!」という気持ちになって、一生懸命練習するようになりました。
別に恥をかきにいく必要はないですが、『誰かに演奏を観てもらう』のは成長する上で大事だと感じたし、YouTubeに動画をアップしたから私はピアノが弾けるようになったと思っています。
動画をアップすると誹謗中傷とかアンチコメントとかが怖いですが、コメントをしてくれる人の99.9%は悪質なことはしません。
応援してくれる人もいたし、疑問を投げかけてくれる人もいたし、すごく私のモチベーションが上がりました。
ほーんとにごく一部嫌な気分にさせてくる最低な人間はいますが、私は無視してます。
良い対処法かわかりませんが、私はYouTubeのコメントを承認制にしていて、まともなコメントは全承認にして、誹謗中傷は非承認で削除してます。
『私の世界にあなたという人間は存在していません』というメッセージなのですが、まぁ感度の低い人にはきっと伝わっていないでしょう(´ω`)b
まとめ:大人になってからでもピアノは弾けるようになる!
大人になってからピアノを始めても必ず弾けるようになります。
そんな人たくさんいるし、子供の頃に楽器未経験の私でも弾けるようになりました。
大事なのは『他人と比べない』こと。
人によって成長の速度は違うし、早いから良い、遅いから悪いということはありません。
比べるべきは『昨日の自分』。
「昨日よりちょっと弾けるようになったかも!」「1週間前の自分と比べたら大進歩じゃん!」
そんな気持ちを味わえるのは、大人になってからピアノを始めた人間だけの、あるいは子供の頃に習っていて、大人になってからまたピアノを再開した人だけの特権です。
大人になると出来ないことをやらなくなるし、避けるようになるけれど、出来ないことを正面で受け止めて、成長することは最高の気分に導いてくれる。
これからピアノを始める人には存分に楽しんで欲しいし、このサイトがそのきっかけになれば本当に嬉しいです!
あなたがピアノを弾けるようになることを願っています!