「大人になってからピアノを始めたい」と思ったきっかけは人それぞれ。
新しい趣味が欲しい、脳トレをしたい、昔からの夢を叶えたいなど、理由はさまざまです。
私の場合は「子供の頃の自分の気持ちに応えたい」という思いがきっかけでした。
この記事では、未経験から大人になってピアノを始めた私のリアルな体験をもとに、「きっかけ」の見つけ方や行動の第一歩についてお伝えします。

私がピアノを始める事になったきっかけ、それは「引っ越し」が始まりでした。
大人になってからピアノを始めた私のきっかけ|引越しと1冊の楽譜集
社会人になってしばらくして、引っ越しをしました。
当然、荷物を整理するわけですが、その時に1冊の楽譜集を発見。
それは『ケツメイシのピアノ楽譜』でした。

私は子供の頃からのケツメイシファン。この楽譜も中・高校生くらいの時に本屋に立ち寄った時に自分で買った記憶がありました。
ただ、「何でコレ買ったんだろう?」という疑問が。
私はケツメイシの大ファンではあるのですが、グッズなどはあまり買いません。
ケツメイシの音楽が好きなので、CDやDVDを買うことはあれど、グッズをコレクションするということは今もしてない。ましてやお小遣いでやりくりしてた子供の頃の自分がコレクションのために購入したとも考えにくい。
となると、答えは一つしかないなと。
それは「ピアノが弾けるようになりたかったんじゃないか?」という気持ち。

引越作業で出てきた1冊の楽譜集を見つけたことが、私にピアノを始める大きなきっかけを与えてくれました。
子供の頃の夢が「大人のきっかけ」に変わった瞬間
子供の頃の私は、もともと音楽が好きでいろんな曲を聴いていました。でも、自分が演奏するということはしてこなかった。
そんな中、本屋でこの楽譜を見つけて興味を持って『ピアノでケツメイシの曲を弾いてみたいなぁ』なんてことを思ったのかもしれない。
姉がピアノを習っていて、実家にはピアノもあったし。
それで、当時の自分はピアノに触ってみたのかな?
でも、演奏するどころか楽譜も読めない。それで無理だと思ってやめて、楽譜を放置してた。
『ずっと忘れていたのはこの気持ちに蓋をしていたからかもしれない…』
もう何年、十何年も昔のことだからはっきりとは覚えてないけれど、今なら当時の「ピアノが弾けるようになりたかったんじゃないか?」という気持ちに応えられる気がしました。
引っ越しを終えた後、新しい部屋には配置は変われど、家具家電は今まで使っていたものがそのまま。
住み家が変わっただけで「引っ越しってなんなんだろう?」と。
唯一変わった所。そんなの部屋の片隅に電子キーボードが置いてあることくらいです。
・・・
何か書いている間にだんだん物語風の文章になってしまった。笑
要は「子供の頃に買った楽譜を見つけて『ピアノが弾けるようになりたかったのかなぁ』と思ったから『じゃあその気持ちに応えてやろう!』と思った」って事です。
独りよがりで大した理由じゃないですね。笑
でも、きっかけってこんなもんだと思います。
きっかけはなんであろうと、もし大人になってからピアノを始めたいと思っているのなら、実際に行動を起こしてみることをおすすめします。

私がピアノを始めたきっかけはこんな感じでしたが、大人になってからピアノを始めたい人の主なきっかけみたいなものを次で見ていきましょう。
こんな人に多い「大人のピアノきっかけ」5選

ゆーじさんみたいに、大人になってからピアノを始める人って、他にもいるんですか?

もちろん!実際、きっかけって人それぞれだけど、よくあるパターンはいくつかあるよ。代表的な5つを紹介するね。
①「音楽に癒やされたい・ストレス解消したい」
「毎日が忙しすぎて、心を落ち着かせたい…」
そんな思いから、ピアノに自然と手が伸びたという声は意外と多い。静かな音に包まれるだけで、気持ちがゆるむ瞬間ってあります。
②「子供の頃の夢を今こそ叶えたい」
昔ピアノを習いたかったけど、家庭の事情や習い事の都合でできなかった。
その“やりたかった気持ち”がずっと残っていて、大人になってから「今ならできるかも」と動き出す人は少なくないです。
③「引っ越しや転職など、生活の変化があった」
新しい環境って、気持ちを切り替えるいいきっかけ。
「せっかくだし何か始めよう」と思ったとき、ピアノがふと頭に浮かんだという人も多いみたい。
④「趣味が欲しい・ひとり時間を充実させたい」
家でできる趣味を探していて、ピアノにたどり着くパターン。
ひとりで集中できるし、気がついたら1時間あっという間…なんてこともあるよ。
⑤「脳トレ・健康維持のため」
年齢に関係なく、手を動かして音を聴いて、頭で考えて…
このバランスが“楽しい脳トレ”になるっていう理由で始める人も増えていますね。

なるほど…どれも「わかる!」って共感できそうな理由ばかりですね。

きっかけに“正解”はないから、自分の中に「ちょっと気になる」があれば、それで十分なのよ。
大人になってからピアノを習いたい人の主な理由
大人になってからピアノを習いたい人の主な理由としてはだいたいこんな感じ。
【大人になってからピアノを習った主な理由】
・新しい趣味が欲しい
・ボケ防止や脳トレのため
・保育士になる上で必要だから
・子供の頃に習えなくてずっと弾いてみたいと思っていた
・好きな曲が弾けるようになりたい、弾き語りをやってみたい
・ギターは弾けるけれど、ピアノも弾けるようになりたい
・子供の頃に少しピアノを習っていて、またピアノを再開したい など
若者から高齢者まで幅広くて、理由もさまざまですね。
意外と50代~60代くらいの人のピアノ熱が高くて、「子供の頃に習えなくて…」という人が印象的だったかな。
やりたいけど出来なかったという子供の頃の経験は、もしかしたらどこか後悔に近い感情があるのかもしれませんね。
ある程度の子育てを終えて自分のために時間を使える年代でもあるし、ピアノをやってみたい欲を満たすにはちょうど良いタイミングのようにも思えます。
ただ同時に、「今からピアノを始めても大丈夫かしら?」みたいな人も多いですね。
これに関しては「とりあえずやってみては?」としか私は言えないです。
ピアノを始める不安を解消するコツ|大人だからこその第一歩
悩みを解決させるには行動を起こすしかありません。
「それは分かってるけれど、なかなか行動に起こせないんです…」
そんな気持ちもあるかもしれないけれど、それは大した問題ではありません。
行動に起こせない場合、『なぜ行動できないのか?』その理由さえ見つかれば解決できます。
人によって個人差があるけれど、行動が起こせない理由はたいてい『目標がない』『きっかけがない』『面倒くさい』の3つくらい。
この中で『目標がない』『きっかけがない』はもうクリアしているでしょう。
目標もきっかけもなくこのサイトに辿り着くことはありません。

このサイトは【未経験でも大人になってからピアノを弾いてみたい(目標)人に、きっかけを与えるサイト】ですからね。
なので、あとクリアすべき問題は『面倒くさい』だけ。
ただ、『めんどくさくて行動出来ない』は簡単にクリアできます。
大人になってからピアノを実際に弾くために最初にすることは『環境づくり』
私が楽器未経験にもかかわらず、大人になってからピアノが弾けるようになったのは『電子キーボード(ピアノ)を買ったから』です。
子供の頃を思い返してみましょう。
そこに紙とクレヨンがあったら絵を描きたくなりませんか?
そこにボールとグローブがあったら友達とキャッチボールしたくなりませんか?
ココには『めんどくさい』という気持ちではなく、『やってみたい』という気持ちが“自然と”生まれてきます。
それは『環境が整えられている』からです。
面倒に思うのは想像しないといけないから、もっと言えば想像してもすぐに行動に繋がらないから。
ピアノを弾いてみたいけれど面倒に思うのは、『まずピアノを準備しないといけない』からという事ですね。
部屋にピアノがあったら、『ピアノが弾きたい!』と思った時にすぐに行動に起こせる。
そこに『めんどくさい』という気持ちは生まれません。
なので、まずはピアノを準備しましょう。
ピアノを始めたいけれど「どんなピアノを選べばいいかわからない」という方のために、初心者向けにおすすめ機種や選び方のポイントをまとめた記事を用意しました。
初心者におすすめのピアノ機種や選び方はこちら(準備中)
行動が起こせないのは『意志が弱い』とか『自分が悪い』とかが理由ではありません。
環境が整ってないからです。
大人になってからピアノを実際に弾くために最初にすることは『環境づくり』。
環境さえ整えてしまえば、あとは先へ進むことを考えるだけですね。
私自身が「大人になってからピアノを始める」と決めたとき、どんな教材を選んだのか?

初心者の自分が実際に使ってみて「これなら続けられる」と感じた教材をこちらの記事で紹介しています。
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