「ピアノって、初心者でも本当に独学で弾けるようになるの?」
そんな疑問を抱えながら大人になってからピアノを始めた私は、『30日でマスターするピアノ教本&DVD』に挑戦してみました。
今回は、その第1回レッスンに収録されている「歓びの歌(ベートーヴェン)」に練習開始からちょうど1週間後に挑戦したときの記録です。
この時は楽譜もろくに読めず、指も思うようには動きませんでした。
でも「ドレミ付きの楽譜」や「感情を込めやすいアドバイス」、そして“ピアノ教室みたいな動画レッスン”のおかげで、気がつけば「これ…弾けてるかも?」という実感が生まれていました。
この記事では、そんなリアルな体験をもとに、この教本が初心者にとってどんなふうに役立つのかをお伝えします。
初心者でも「歓びの歌」がすぐに弾けた!1週間の練習記録
▼こちらが、ピアノ練習開始から1週間後に挑戦した演奏動画です。
ピアノを始めてから1週間。
そんな状態でも、ベートーヴェンの「歓びの歌」に挑戦できたのは、ひとえにこの教本が“初心者のつまずきポイント”をちゃんとわかってくれているからだと思います。
最初は「えっ、第九?クラシックって難しそう…」と身構えましたが、実際にやってみると、いい意味でそのイメージは裏切られました。
楽譜が読めなくても大丈夫!ドレミ付きで迷わなかった
私自身、五線譜を読むのは小学生以来で、「ト音記号とかヘ音記号って何だっけ?」という状態でした。
でも、この教本の楽譜にはすべての音に“ドレミ”がふってあるので、視線が五線譜と鍵盤を行き来しなくても、パッと見て「次にどの音を弾けばいいか」がすぐにわかります。
もちろん、最初は指がついていかない部分もありますが、「読むのに詰まる」というストレスがなかったのは本当にありがたかったです。

初心者にとって“迷わずに鍵盤に向かえる”というのは、かなり大きな安心材料だと思います。
演奏のイメージを言葉で伝えてくれるから気持ちも乗せやすい
もうひとつ印象的だったのが、動画レッスン内での「演奏のイメージの伝え方」がとても親切だったことです。
たとえば、「ここは“前に前に”という気持ちで弾いてみてください」といったように、音符や記号の説明だけではなく、“音の向かう方向”や“気持ちの込め方”を言葉で伝えてくれるんです。
初心者にとって、ただ正しく音を並べるだけではどうしても平坦な演奏になりがちですが、こうした“感情のヒント”があることで、自然と演奏に抑揚や表情がついて、「音楽をやってる」という気持ちになれました。
独学なのにピアノ教室でレッスンを受けているような感覚
私はピアノ教室に通ったことがないので比較はできないのですが、この教材のDVDレッスンは、先生が隣にいて一緒に練習してくれるような感覚がありました。
たとえば、右手→左手→両手という順番で、講師の手元を見ながら進められるので、頭で理解するよりも「真似して覚える」ことができます。
特に初心者のうちは、言葉で理解するより「見る→やってみる」の方がスムーズだと感じました。
それに、なんとなく孤独になりがちな独学でも、画面の向こうに先生がいることで、練習のモチベーションも持続しやすかったです。
音楽記号や専門用語も怖くない!初心者目線で作られた教材
ピアノに限らず、音楽の世界には初めて見るような記号や言葉がたくさん出てきます。
私も最初は「これは全部ちゃんと覚えなきゃダメなのかな…?」と不安になりました。
でも実際には、この教本では“わからないからこそつまずく”ことが起こりにくい作りになっていて、難しい用語や記号にびくびくする必要はまったくありませんでした。
タイに注意!?」って何?と思ってもそのまま進めてOKだった
楽譜に「タイに注意」というアドバイスが出てきたとき、「タイってなに?」と戸惑いました。
でも、それに対して丁寧な理屈を解説されるわけではなく、先生が動画の中で実際に弾きながら「こうやってつなげるんですよ」と実演してくれるんです。
結果的に、「あ、ここは続けて弾くんだな」というのが音と動きで理解できるので、用語の意味が100%わからなくても、演奏に支障がありませんでした。
最初から全部を覚えようとせず、とりあえず手を動かしてみる──
この体験を通して、「完璧じゃなくても前に進めていいんだ」と思えました。
臨時記号も「わからなくてもなんとかなった」安心感
「♯」や「♭」などの臨時記号も、初心者にとっては謎だらけ。
楽譜の中に見慣れない記号が出てきたとき、「ここ、間違えたらどうしよう…」とちょっと身構えてしまいました。
でも実際には、その場面を動画で見ながら進めることで、「ああ、この鍵盤を弾くんだな」と自然と理解できるんです。
つまり、記号の意味を暗記する前に、手と耳で覚えることができるようになっている。
初心者が最初にぶつかりやすい「記号=苦手」という壁を、知らないうちに乗り越えられていたことにあとから気づきました。
構えなくても進められる教材のやさしさを実感
この教本のいいところは、「できないことがあっても止まらなくていい」という前提で設計されている点だと思います。
たとえば、専門用語がわからなくても動画を見れば雰囲気で進めるし、楽譜が読めなくてもドレミで助けてくれる。
すべてを完璧に理解してから次へ進むのではなく、“できるところから触れて、自然に身につけていく”という流れが、とても心地よかったです。
初心者にありがちな「よくわからない=もう無理かも」という不安を、うまく和らげてくれる。そんなやさしさを、教材の随所に感じました。
練習はスムーズ!「弾けた!」という達成感が自信につながった
独学でピアノを始めて、まだ1週間。
それでも「歓びの歌」を1曲通して弾けたという実感は、自分でも驚くほどの自信とモチベーションにつながりました。
「うまく弾けた」というより、「音楽としてちゃんと形になった」という感覚。
この感覚が得られたことが、ピアノを続けていく上での大きな支えになった気がします。
1週間で1曲完成!難易度もちょうどよくてストレスなし
最初に楽譜を見たときは「本当に弾けるのかな…?」と半信半疑でしたが、実際に取り組んでみると、難しすぎず・簡単すぎず、絶妙なレベル設定でした。
指使いはシンプルで、音域もそこまで広くありません。
手が小さい人でも無理なく鍵盤を押さえられるよう工夫されていて、とにかく「次に進みたくなる」構成でした。
途中で投げ出したくなることがなかったのは、この“ちょうどよさ”があったからこそだと思います。
つまずく前に「できた」が味わえるから前向きに
初心者にとって「最初につまずかないこと」ってすごく大事だと感じました。
もし最初に「難しい!」「自分には無理かも」と思ってしまったら、そこでやる気が折れてしまっていたかもしれません。
でもこの教材は、つまずく前に「できた!」という感覚をくれる設計になっていました。
少しずつステップアップできて、「あとちょっと頑張れば通して弾けそう」という手応えが常にある。
それが前向きな気持ちを後押ししてくれました。
「続けてみたい」と自然に思えた最初の体験
この「歓びの歌」に取り組んだ1週間は、間違いなく、私にとってピアノを好きになるきっかけでした。
毎日少しずつ練習して、ある日ふと「あれ?最後まで弾けてる…?」と気づいた瞬間。
その小さな達成感が、「もっと弾きたい」「次の曲もやってみたい」という気持ちにつながっていきました。
決して完璧な演奏ではないけれど、それでも自分の中ではしっかり「音楽を奏でた」体験だったと思います。
まとめ|「30日でマスター」は初めてのピアノにぴったりのスタート教材
「楽譜が読めなくても大丈夫かな」「独学でも本当に弾けるのかな」
そんな不安を抱えながらスタートした私にとって、『30日でマスターするピアノ教本&DVD』は、まさに“最初の一歩”にぴったりの教材でした。
難しい理論を詰め込むのではなく、感覚で弾けるように導いてくれるレッスン動画。
初心者のつまずきポイントを避けつつ、気づけば1曲弾けるようになっているという構成。
どれをとっても、「よくできてるな」と実感できる内容でした。
そして何より大きかったのは、この1曲をやりきったことで「自分にもできるかも」という気持ちになれたこと。
その感覚が、今でもピアノを続ける大きな原動力になっています。
「とにかく何か1曲弾いてみたい」「ピアノを始めてみたいけど不安」
そんな方にこそ、この教本を試してみてほしいです。
最初の1週間が楽しく過ぎていく感覚、きっと味わってもらえると思います。
📘 使用した教材はこちら:
👉 30日でマスターするピアノ教本&DVD
📖 教材全体の内容や進め方を詳しく知りたい方はこちらもどうぞ
👉 『30日でマスターするピアノ教本』徹底ガイド|全体構成・レベル・使い方まで解説
コメント