かえるのうた|両手で弾いてみた“レッスン前の記録”【ピアノ初心者・独学記録】

ピアノ独学の練習記録「かえるのうた」のサムネイル画像 ゆーじの体験記

「ピアノを独学で始めてみたいけど、本当に自分にできるんだろうか?」

そんな不安を抱えながら、大人になってからピアノに挑戦することを決めました。

教材は『30日でマスターするピアノ教本』。

本格的なレッスンに入る前に、まずは“知っている曲”として紹介されていた《かえるのうた》を弾いてみることにしました。

まだ両手を使うことにも慣れていない状態ですが、「今の自分がどこにいるのか」を確かめるつもりで演奏を記録。この動画は、その等身大の一歩を残したものです。

このあと、実際にレッスン1の「歓びのうた」に進むことで、あらためて見えてきた“ピアノの本当の難しさ”と“練習することの意味”。

この記事では、そんな“はじめての記録”としての《かえるのうた》の演奏体験と気づきをまとめています。

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第1回レッスンに入る前に知っている曲を弾いてみた

ピアノを始めて最初の段階では、「鍵盤の位置を覚える」「指番号に慣れる」といった超基本的なステップが続きます。でもそれだけだと、ちょっと退屈に感じてしまうことも正直ありました。

そこで、実際に音楽らしい形に触れてみたいと思い、「30日でマスターするピアノ教本」の中にあった【知っている曲で指を動かそう】という練習パートから、童謡の《かえるのうた》を試しに弾いてみることにしました。

▼ はじめて両手で弾いた「かえるのうた」演奏動画 ▼

演奏と呼ぶにはまだまだ拙いものですが、「今の自分にできることを、まず形にしてみる」という意味で、とても良い経験になりました。

練習の導入として「かえるのうた」を選んだ理由

この曲を選んだ一番の理由は「知っているメロディ」だったからです。

他にも知ってるメロディの楽譜はありましたが、楽譜が読めなくてもメロディが頭の中に入っているおかげで、音の流れをイメージしやすく、迷いにくかったのが大きな助けになりました。

また、子どものころに耳にしていた曲だからこそ、弾いていてどこか懐かしく、肩の力を抜いて向き合うことができました。

導入段階で「知っている曲を弾く」というのは、楽譜の読み方や指の運びに慣れる前の段階として、思っていた以上に効果的だったと感じています。

両手で同じ動きだったから、意外とスムーズに弾けた

このアレンジでは、右手と左手が同じリズム・同じ動きをするように作られていたので、初めて両手で弾く自分にも取り組みやすい構成でした。

最初は「えっ、両手で弾くってこんなに難しいのか!?」と身構えていたのですが、実際に弾いてみると「意外と動いたぞ?」という感覚に。

もちろん指が固まっていたり、タイミングが合わなかったりという点はあるものの、「両手で弾く」ということ自体への苦手意識が、少しやわらいだ瞬間でもありました。

この“動いた感覚”は、自信をもって次の練習に進むうえで、大きな後押しになったと思います。

簡単に弾けたけど、まだ“難しさ”はわからなかった

「かえるのうた」は両手が同じ動きをするアレンジだったこともあり、想像していたよりもスムーズに弾けてしまいました。

それがうれしくもあり、同時に「これがピアノの全貌じゃないよな」という妙な不安も感じたのを覚えています。

ピアノという楽器の奥深さや本当の難しさには、まだまったく触れていない。

今できたのは、いわば“弾けた風”であって、本当の意味で「できた」とは言えない——そんな感覚がうっすらと湧いてきました。

「弾けた=できた」ではないと感じた最初の違和感

動画を撮って、あとから自分の演奏を見返してみると、「あれ?思っていたより音がそろってないな」とか、「こんなに手が力んでいたんだ」といった気づきがいくつも出てきました。

弾いているときは必死で、「とりあえず最後まで止まらずに弾けた!」という達成感があったのですが、客観的に見ると、それは“完成”ではなく、単に「音が鳴っただけ」だったのだと実感。

その瞬間、「弾けた=できた」と思い込んでいた自分の中の基準が、すこしだけ動いた気がしました。

たまたま形になったけど本番はここからだと実感

この段階ではまだ、「曲を弾けるようになるために何を練習すべきか」すらよくわかっていませんでした。

それでも、たまたまメロディが頭に入っていたり、両手が同じ動きをすることで“形になった”というだけで、「次も同じように弾けるか?」と聞かれたら正直あやしい状態です。

むしろ、この1曲で「なんとなく弾けるだけでは、すぐに限界がくる」と気づけたことが、次のステップへの大きなヒントになりました。

これからは、“たまたま弾けた”ではなく、“ちゃんと練習して弾ける”状態を目指していこう

そう思わせてくれた意味で、「かえるのうた」は自分にとって大切な“気づきの曲”になりました。

うまく弾けなくても、「今の自分」を記録していく

「かえるのうた」は知っているメロディで、比較的すぐに両手で弾くことができましたが、演奏としてはまだまだ粗削り。

テンポもそろっていないし、指の動きもたどたどしい。それでも、あえてこのタイミングで動画を残すことにしました。

というのも、自分の中で「完成した演奏」だけを残そうとすると、記録のハードルがどんどん上がってしまう気がしたからです。

むしろ、「うまくいっていない状態」もそのまま記録しておくことが、後で自分の成長を感じるためには大切だと考えるようになりました。

「できない」も含めて動画に残すことの意味

ピアノを始めたばかりの今は、とにかく「できないこと」だらけ。

でも、その“できない”を隠してしまうと、あとから見返したときに何がどう変わったのかが見えにくくなると思いました。

たとえば、今は指がつっかえたり、音がズレたりしているけれど、数ヶ月後に「ここがスムーズになったな」と気づけるようにするためには、むしろ“できなかったとき”の姿をきちんと残しておくことが大事なんじゃないかと感じています。

人に見せるというより、自分のために。

過去の自分と対話するための材料として、こうした記録を残していこうと思います。

完成度より、自分の感じたことを大事にしたい

今の段階では、「きれいに弾けたかどうか」よりも、「どんな気持ちで弾いたか」「何に気づいたか」のほうが、ずっと大切だと感じています。

たとえば、「あ、両手を動かすってこういう感覚なんだ」とか、「この部分だけやたら難しく感じた」とか、そういう自分なりの体験や実感をちゃんと覚えておきたい。

上手くなることが最終的な目標だとしても、その過程の中にある小さな気づきや感情の積み重ねが、モチベーションにもつながっていく気がします。

だから、完成度が低くても恥ずかしくはないし、むしろ「そのときの自分にしか出せない記録」を大切にしていきたいと思います。

次回は「歓びのうた」に挑戦予定!

今回弾いた「かえるのうた」は、両手を使って弾くという意味では自分にとって新しい体験でしたが、練習を重ねて仕上げたわけではありません。

あくまで「今の自分はどれくらい弾けるのか?」を確かめる、いわば“試し弾き”のような記録です。

本格的な練習は次の「歓びのうた」から始まります。

実際に何度も弾き直して、自分なりに工夫しながら取り組んだことで、演奏に対する意識や姿勢も少しずつ変わっていきました。

その過程については、次回の記事で詳しく記録しています。

👉 次の記事はこちら:「歓びのうた」を練習してみた記録へ(準備中)

まとめ

「かえるのうた」は、両手で弾いたという意味では初めての演奏でしたが、練習を積んだ完成形というよりも、「今の自分がどこまでできるのか」を確かめるための記録として残したものでした。

正直、うまく弾けていないところもたくさん。でも、だからこそ今の状態を残しておく意味があると思っています。

この演奏をスタート地点として、あとから振り返ったときに「ここから始めたんだな」と思えるような、そんな記録になればうれしいです。

次回は、しっかり練習を重ねてから臨んだ「歓びのうた」へ。

今回との違いを通して、自分自身の変化や成長も感じられるはずなので、またぜひご覧いただけたらと思います。

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